「FFXIV」パッチ4.1「THE LEGEND RETURNS」は10月上旬にリリース。松野泰己氏も登場した「第38回FFXIVプロデューサーレターLIVE」をレポート
4Gamer

 スクウェア・エニックスがサービス中のMMORPG「ファイナルファンタジーXIV」(PC / PS4 / Mac)(以下,FFXIV)が,2017年8月27日をもって“新生”から4周年を迎えた。それを記念して9月2日に,多彩なゲストを招いた特別番組「4周年記念 14時間生放送」が配信された。


 その中の1コーナーである「第38回FFXIVプロデューサーレターLIVE」(以下,PLL)では,「パッチ4.1実装コンテンツ特集Part1」と題し,パッチ4.1で実装されるコンテンツの最新情報が公開された。本稿ではその内容についてお伝えしよう。



■パッチ4.1「THE LEGEND RETURNS 英雄の帰還」の最新情報が公開。最高難度の「絶バハムート討滅戦」が登場

 PLLに出演したのは,プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏と,コミュニティチームの室内俊夫氏。最初に吉田氏は,パッチ4.1のタイトルが「THE LEGEND RETURNS 英雄の帰還」で,10月上旬にリリースすることを発表した。
 吉田氏は,帝国から解放されたばかりのドマとアラミゴがどうなるのか,そして未解決の謎の解明など,パッチ4.xシリーズの幕開けとなるパッチになると説明した。


 メインストーリーシナリオはもちろん,サブストーリークエストも実装される。サブストーリークエストには,ヒルディブランドの外伝シナリオも導入されるとのこと。「彼は世界を救った可能性のある“英雄”ですから」と笑いながら話す吉田氏は,パッチ4.1でのヒルディブランドのシナリオは,予告編に近い内容になりそうだと説明した。また,コウジン族を描いた新たな蛮族クエストも実装され,こちらは報酬が面白いものになっているとのことだ。


 新しいインスタンスダンジョンとして「水没遺構スカラ」が実装される。ドマの歴史に関わる遺構で,一風変わったギミックが仕込まれているという。


 新討滅戦「極神竜討滅戦」の実装も予定されている。吉田氏は「極神竜討滅戦に入する予定だったギミックをノーマルの神竜討滅戦に導入したので」と話し,極神竜討滅戦は吉田氏が最初に考えていたものとは違ったものに仕上げたという。難度は,蒼天幻想ナイツ・オブ・ラウンド討滅戦と同じくらいで,「『次元の狭間オメガ:デルタ編零式』の第3層クリアがもう少しなんだけど」といったプレイヤー向けとのことだ。


 PvPにも新たなルールとして,48人が「ファルコン」と「レイヴン」の2勢力に分かれて戦う「ライバルウィングス」が導入される。各勢力に分かれたあと,ライトパーティ(4人1組)単位で戦い,一定条件を満たすとゴブリン兵器が登場。プレイヤーはこれに乗って戦うこともできるという。ゴブリン兵器は何種類かあり,兵器に搭乗すると専用アクションが使用可能になる。勝負をひっくり返すほどの力を持つ最終兵器のようなものもあるそうだ。


 バトルシステムには,コンテンツルーレットにアライアンスレイドが追加される。また「クリスタルタワー」シリーズと,「影の国ダン・スカー(シャドウ・オブ・マハ)」シリーズは,規定人数以下でも突入が可能になるという。「クリスタルタワー:古代の民の迷宮」は,タンク1人構成でクリアできるように調整を行ったとのことだ。

 宝物庫ウズネアカナルもアップデートして「深層」が実装される。これは,ウズネアカナル内の宝箱からドロップする「深層」へのマップが入手でき,ウズネアカナルを出たあとに使うことで,より深層に行くことができるという。深層では,通常のウズネアカナルよりも多くの財宝が入手できるほか,新レアモンスターも登場。吉田氏は「プレイヤーの欲望に訴えかけてくるようなギミックがある」と話し,そこまでに得た財宝が2倍になるかゼロになるかといった,ダブルアップ的な判断を迫られる場面もあるそうだ。

 なお,スライドには明記されてはいないが,パッチ4.1でジョブ関連の調整は行われるとのこと。


 GC小隊コンテンツには,攻略任務が実装される。これは3人の小隊員とプレイヤーの4人で,指定したダンジョンを攻略するというもの。小隊専用のリミットブレイクもあるという。小隊のレベルキャップも開放され,またレベル51以上の小隊員はミラージュプリズムが開放される。このアップデートを皮切りに,パッチ4.xシリーズでさらにコンテンツの拡張を図っていくとのことだ。


 ハウジングは,シロガネの土地をパッチ4.1リリースと同時に販売開始するとのこと。そのためパッチ4.1実装時は,「メンテナンス終了が予定時間よりも早くなることはない」と吉田氏は明言。同時に引越し機能が開放されるほか,ハウジングエリアでの遊泳が可能になる。
 シロガネのハウジングエリアは遊泳前提で制作されており,またリムサ・ロミンサのミスト・ヴィレッジは海沿いのためほぼそのままだが,ウルダハのゴブレットビュートと,グリダニアのラベンダーベッドは遊泳エリアを追加するためのマップ改修が行われる。次回のPLLで実機を交えて紹介するとのことだ。


 ギャザラー/クラフター/アイテム関連のアップデート内容としては,お得意様取引に新NPCが登場する。そして,お得意様取引の納品リセット日が現在の木曜日から火曜日に変更される。そのほか,蛮族通貨やベンチャースクリップが通貨リストへ移動することになり,利便性がアップする。

 システム的なアップデート内容としては,吟遊詩人がジョブレベル30になると楽器演奏の機能が開放される。演奏機能は吟遊詩人専用のアクションで,音階をホットバーに登録することで,実際に演奏できるというもの。楽器や音色,音階は,今後のアップデートで増やしていく予定とのことだ。
 ただ「演奏するならFFXIVの楽曲をお願いしたい」と吉田氏は強調していた。おそらく楽曲の権利関係のトラブルを想定していると考えられるが,吉田氏は「使われ方によっては,この機能を封印する覚悟がある」と述べ,とくにプレイを配信しているプレイヤーに自重を求めていた。


 ワールドの垣根を越えてパーティが組める,クロスワールド関連機能については,アライアンスレイドとカスタムマッチの申請に対応するという。さらに,ワールド間でコンタクトリストからフレンド登録が可能になり,Tellもできるようになる。パッチ4.2や4.3では,チャットグループができるようにしたいと考えているようで,目処が付き次第公開していくつもりとのことだ。
 このほかに細かい変更点も多くあり,それらについては次回のPLLで公開するという。


 最後に,新カテゴリーのコンテンツとして「超高難易度コンテンツ」の追加を発表。そのシリーズ名は“絶”で,第1弾が「絶バハムート討滅戦」だという。この“絶”シリーズは,実装されたタイミングで,もっとも難しい零式をコンプリートしているようなプレイヤーに向けたコンテンツだそうだ。
 報酬で入手できる武器(トークンを入手)は,アイテムレベルこそデルタ零式4層の武器と同じだが,ものすごく目立つものらしい。
 また,クリアできたら,その場にいるパーティメンバー全員に武器交換トークンが配られ,これに週制限はないとのこと。「これでバハムートを終わりにするぞ!」という意気込みで,開発が進められているとのことだが,吉田氏は「クリアできないものを作るのは簡単だが,難しくかつクリアできるギリギリのラインの見極めに苦労している」と話し,今後,奇数パッチごとに,絶シリーズを実装したいと述べた。


 9月末に実施を予定しているという次回のPLLでは,今回発表されたものに加え,バフやデバフを別レイアウトできる機能や,シンプル版のジョブHUDなどを実機を交えて紹介するとのことだ。





■伝説に埋もれた獅子戦争がFFXIVで蘇る?「Return to Ivalice」のシナリオを担当する松野泰己氏がPLLに登場

 PLLの後半では,パッチ4.xシリーズで開幕する新アライアンスレイド「Return to Ivalice」のシナリオを担当するALGEBRA FACTORY代表取締役/ゲームデザイナー/脚本の松野泰己氏が加わった。


 松野氏が現れたところで,吉田氏はパッチ4.1のアートイラストを公開した。


 冒頭に松野氏は,自分でシナリオを書いているため「Return to Ivalice」がどんな内容なのかは理解しているが,雨宮慶太氏が描いたボスイラストを数点見た以外は,デザインやゲーム画面を見たことがないので,FFXIVプレイヤーと同じ程度の知識しかないと話す。

 そこで吉田氏は,現在公開されている「Return to Ivalice」情報をおさらいしつつ,イメージイラストや雨宮氏の描いたボスイラストを公開した。





 今回の仕事を受けるにあたって松野氏は,「ファイナルファンタジータクティクス」をベースに作る,「ファイナルファンタジーXII」をベースに作る,そして完全なオリジナルで作るという3つの提案を吉田氏にしたという。それを受けて吉田氏は,「ファイナルファンタジータクティクス」でお願いしますと返答したという。
 とはいえ,ファイナルファンタジータクティクスをそのまま焼き直してもしょうがないと松野氏は話し,そこで歴史的事実としてはあやふやだが,確かな伝説として長く語り継がれているアーサー王の伝説をモチーフにしたそうだ。

 そして生まれたのが,乱世をのし上がった平民王ディリータが,イヴァリースを平定して新たな時代を築いた――という,ガレマール帝国民なら子供でも知っている英雄譚となる。プレイヤーは,その英雄譚を元にイヴァリースを探しに行くことになるのだそうだ。


 それに関連する話として,松野氏はパッチ2.0シリーズ内にあった,帝国兵が「俺,ダルマスカ出身なんだよな」というセリフを挙げた。これを見て,FFXIVにもダルマスカがあるんだと思ったそうで,のちに開発スタッフから場所を聞いたところ,ドマの近くにある砂漠地帯で,かつてダルマスカの都ラバナスタがあったのだという。
 そして,このラバナスタはアライアンスレイドの最初のダンジョンとなるらしいのだが,実は……という展開になると,松野氏は明かした。
 吉田氏は「ファイナルファンタジータクティクス」をベースにしつつ,「ファイナルファンタジーXII」を巧みにリンクさせたものになっていると付け加えた。

 さらに松野氏は「パッチ4.3と4.5のプロットはできています。シナリオは間に合うかな!?」とちょっと不穏ながら気になる発言。ちなみに,雨宮氏は担当モンスターイラストをすべて納品済みとのことで,松野氏は雨宮氏のイラストにケツを叩かれている感じだと述べた。さらに雨宮氏から「プレイヤーのみなさんは松野さんの書いたセリフに心奪われている人が多いから,それに対になるシナリオを書かなきゃダメですよ」とプレッシャーをかけられていると話した。

 4年間,FFXIVを実際にプレイしている松野氏は,今後のパッチ4.1以降の展開,個人的にはダルマスカがいつ解放されるかが気になっているという。ドマとアラミゴは解放されたが,同時期にほかの地域でも反乱があったのではないかと述べる松野氏に,詳しく話すとメインシナリオが危ないとコメントしつつ,「Return to Ivalice」をFFXIVとうまくつないでもらったと吉田氏は話した。


 続いて松野氏に何か要望があれば……と問いかけたところ,FFXIV アートディレクター 皆川裕史氏(HQひろしと呼ばれている)に対して,パッチ4.2に向けて「インベントリのせいとんのアンドゥ機能,ならびにせいとん用の条件設定を可能にしてほしい」と「先日話していたアイテムスタック999個を実装してほしい」と要望を投げた。

 どこからともなくPLL会場に現れた皆川氏は,「アイテムスタック999個」については,現在調整を行っているがチェックする部分がかなり多く,直近で実装できるか分からないが,作業は進めていると報告した。


 「インベントリのせいとんのアンドゥ機能,ならびにせいとん用の条件設定を可能に」についても皆川氏の担当部分らしいが,かなり難しいとのこと。バグるとシャレにならない状況になるらしく,導入は難しそうな印象だった。

 告知コーナーでは,直近のイベントや販売されるアイテムが公開されたので,そちらも紹介していこう。

 9月23日,24日に行われるコンサート「交響組曲エオルゼア」のセットリストが公開された。吉田氏はパッチ4.0(紅蓮のリベレーター)の曲も入れたかったと話していたが,祖堅正慶氏から「パッチ4.0の曲ができるのがギリギリすぎて,オーケストラ譜面にできない」と言われ,泣く泣く断念したという。また,吉田氏が4公演すべての全体MCを担当することが明かされた。






 最後に,松野氏は「1プレイヤーとしてFFXIVを4年間遊び続けてます。これからも発展,発達,進化を楽しみにしつつ遊んでいきたいと思います。皆さん,『Return to Ivalice』も楽しみにお待ちください」とコメント。吉田氏は「9月中に39回めのPLLを実施して,今日紹介した内容を実機でお見せしたいと思ってますので,どうぞよろしくお願い致します」と述べ,PLLを締めくくった。

リンク:「ファイナルファンタジーXIV」公式サイト


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記事URL:http://www.4gamer.net/games/360/G036007/20170904048/
→この記事を4Gamerで読む(※画像などがすべてある完全版です)
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関連タイトル:
・PC ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
・PS4 ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
・MAC ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
・PC ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア

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(出典 news.nicovideo.jp)


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